「チャレンジカップ」最優秀賞!


全国約20,000名がエントリーする、約半年間自分の目標にチャンレンジする「チャレンジカップ」。

創成館高校の牛嶋将太(うしじま ゆうだい)君が、全国8組のチャレンジャーだけがプレゼン出来る決勝戦へ出場しました。

場所は、「早稲田大学大隈記念講堂」!!

グランプリこそ逃しましたが、最優秀賞を頂き堂々の「帰還」をしました。

牛嶋君のチャレンジは、「30m走で3秒台を出す!」でした。

牛嶋君は、「甲子園」を目指して福岡県の中学校から創成館高校硬式野球部に来ました。
ところが、2年生の時に「原因不明の肩甲骨の痛み」に襲われます。
「痛み」「あせり」「失望」いろいろな感情が入り乱れて眠れない日々が続きます。
親には心配をかけまいと、たまに話す電話口では努めて明るく話していたそうです。

「なんで俺だけ。」「どうせ試合出れないし。」「野球をやめたい。」

牛嶋君の気持ちも限界を迎えていました。
ある日友人と電話で話している時、とうとう牛嶋君は誰にも言えずに抱えていた気持ちを伝えました。
友人から、「辛いけんってあきらめんで欲しい。頑張って欲しい!」と熱く励まされました。
初めて自分の「痛み」を分かってもらえた気がして、牛嶋君は号泣しました。

「よし、自分に出来ることを探そう。」

牛嶋君の、「30m走で3秒台を出す」という約半年間の戦いが始まりました。
あのウサイン・ボルトでさえ30mは3.78秒ですから、そのハードルはとても高いものでした。
通常の厳しい練習に加え、牛嶋君は下半身を徹底的に鍛える個人練習を来る日も来る日も行いました。そして、遂に30m3秒台の目標をクリアすることが出来ました。

「やった!出来た!・・・もしかしたら、勉強もやれば出来るんじゃないか?」

牛嶋君は、新たな目標を設定します。

「卒業までにクラストップのNさんに勝つ。」

牛嶋君は担任の先生に、席を一番前に変えてもらえるようお願いします。
そして、自主学習ノートを作ります。その名も「天才への道」!
ここから牛嶋君の猛勉強が始まりました。
結果、5科目で90点台をマークし、クラス24位から4位へ一気に順位を上げました。

この牛嶋君の頑張りは、周りをも巻き込んでいきます。
「私も勉強しようかな。」「俺も前に座りたいな。」
クラス全体が、前よりも積極的に勉強に取り組むようになりました。

牛嶋君は、また新たに目標を設定しています。

「甲子園で盗塁を決める。」

牛嶋君、素晴らしいチャレンジでした!
おめでとう!
そして、ありがとう!!

東京から帰ってきて、すぐに担任の池田先生と挨拶に来てくれました。

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