「背番号のない勇者たち」と共に。

いよいよ、100回記念夏の甲子園が開幕しました。

先日、新聞にこんな記事がありました。

一つは、本校の武末先生が「小さいけど力になりますね。」と、LINEで教えてくれた読者からの投稿川柳。

「創成館 県民の夢 甲子園」

嬉しいですね。皆さんの夢を、甲子園で花咲かせます。

もう一つは、惜しくもメンバーに選ばれなかった2人の選手の記事。

「背番号をもらっているから偉いというものじゃない。」

これは、キャプテンの峯くんが以前メディアのインタビューに答えた時の言葉です。

創成館には、全国から力のある選手たちが集まってくれます。

それぞれがその地域で活躍し、有名にな選手たちで、「高校生になったら自分は甲子園に出場する。」という考えを持った実力ある子達です。

この子達は、創成館硬式野球部が120名の大所帯であること、かなりハイレベルな競争があることを覚悟して入ってきてくれています。

中学生の中には、「創成館は人数が多くてレベルが高くレギュラーになれないから。」と考える生徒さんもいます。当然です。

それでも、創成館への入学を決意し、予想していた以上のレベルと、仲間でありライバルとの競争に必死に、創成館の選手たちは全身全霊で喰らいついていきます。

この記事の2人をはじめ、多くの「実力ある」選手たちが背番号をもらえませんでした。

ただ、私はこの事はしっかりと言っておきたいです。

「この子達は、逃げずに、正々堂々と勝負をした『勇者たち』である。」ということを。

熾烈な競争のある創成館を選び、最後まで戦い抜いたこの子達を、私は心から誇りに思います。

そして、この子達と一緒に甲子園での戦いにのぞみます。

『背番号のない勇者たち』と共に。


「背番号のない勇者たち」と共に。_d0103155_11361750.jpg