SNSについて私から生徒たちへ話をしました。


今日、3年生と2年生を別々に集め、私からSNSについて話をさせてもらいました。

本校生徒の大切な仲間の中に、デマを流され傷ついた生徒がいたからです。
私が問題にしたのは、「周りの人達の対応」でした。
フェイクニュースに踊らされ、信じ込み、何の証拠もないのに、ただ対象となった人をせせら笑う。
今日ばかりは、私は大きな声で生徒たちに話をしました。
「法律がどうとか、条令がどうとかの話じゃないよ。人間としてのモラルの問題だろう!
確証もない事をふれまわる行為に責任もてんのか?木村花さんの自殺から何を学んだんだ?
汚い言葉を使っている奴は、絶対にしっぺ返しがくる。なぜなら、普段使っている「言葉」
がお前たちの「人格」を作り、人生に影響するからだ。
いいか、汚い生き方はするなよ。文句言う時はな、顔と名前を晒して堂々とやれよ!
お前たち、いや、俺も含めて俺たち全員が今やらなきゃならない事は、人への批判でも論評でもない。
人を思いやり、助けることだ。この機会によく考えろ!!。」
このインターネットやSNSというものは、時に「恵」を生み、時に「不幸」を生みます。
10代の子供や一部の大人たちは、これに人生を狂わされてしまう「光」と「影」を持ち合わせます。
もちろん、多くの生徒がこの件とは無関係で、もしかすると「なんでこうまで言われなければならない?」と思ったかもしれません。
だから言うんです。
誰しもが、「無自覚のうちに」、被害者にも加害者にもなり得る可能性があるからです。
生徒にムカつかれようが、ウザイとおもわれようが、それでも大事なのはこの子達の未来。
時が過ぎて、「そういや校長あんなこと言ってたな」でいい。
我々大人が高校生の時と比較にならないほど、今の子供たちは「誘惑にさらされる」時代になりました。
学校が、先生が、そして親が、しっかりと子供たちの行動に向き合い、しっかりと「10代の」教育をしなければならないと思います。