なんで学校の悪口を放置してるんですか!?と、言われたんで・・・(^^)


先日、数人の女子生徒が興奮気味に私に話しかけてくれました102.png

「校長先生、ネットに創成館の悪口書いてる在校生がいますよ!放置しとくんですか!?」
その生徒は、こう続けました101.png
「こんなこと書く人は、自分の不満を学校のせいにしているだけ。創成館がこんな書かれ方して悔しい!」
私は、この生徒にこう言いました110.png
「いいじゃん。こんな意見が堂々と書かれていることが大事なんだよ。」
私はこう続けました115.png
「創成館に来てくれている生徒が100人中100人、この学校を大好きだと思う?僕は思わない。
君たちみたいに、充実した毎日を過ごせている人もいれば、そうでない人もいる。
もし僕が、創成館に対するマイナスの評価をコントロールして表に出ない様にしたらどうなる?
学校という社会が崩れるよ。どこかの国みたいに、言論統制が引かれて悪口言ったら罰せられるみたいになっちゃう。
それは、民主主義とは言わない。」
次に、女の子の一人がこう言いました112.png
「でも、人が不快になる情報をわざわざ書き込まなくてもいいと思います。学校が嫌だったら辞めればいい。」
私はこう答えました102.png
「学校は社会の縮図なの。いろんな意見があってこそ、そんな意見が表に出てこそ『まとも』な社会であり、組織なんだよ。
それに、ルールを破ったり、人の命に害を与えたりしている訳ではなく、意見を述べただけで辞めろっていうのはちょっと乱暴だな。「死ね」とか有り得ない罵詈雑言は許されないけどね。」
すると女子生徒が、「こんな書き込み中学生がネットで見たら、創成館に来なくなっちゃう。」と言いました112.png
「他の学校は知らないけど、僕は、良い書き込みを上に上げるとか、悪い書き込みを削除するというコントロールはしないよ。
それで創成館の価値を、書き込みや見てくれだけで評価されるんだったら、その受験生とは縁がなかったってことよ。
ただ、君たちは分かってるでしょ?創成館の凄さを。はっきり言って、こんな学校ないよ。僕は、創成館に対する悪口に本気になって怒っている君たちを見て、今、とても幸せを感じている。そして、悪口を書いてくれた人も幸せを感じられるような学校になるように、ますます頑張るよ。」
(写真は、創成館高校放送部の部室に掲げてあるスローガン。)
なんで学校の悪口を放置してるんですか!?と、言われたんで・・・(^^)_d0103155_11135505.jpg