1学期の終業式のあと、インターハイに出場する選手たちの壮行会を行いました。
創成館から、体操部(男子団体)と弓道部(女子個人)の酒井夏葵さんが出場します。
まず体操部ですが、正直、高総体でいろいろな競技を見に行く中、一番緊張するのが体操競技です。
まず、会場の雰囲気が他競技と圧倒的に違います。
ピリッと張りつめた空気が会場に漂っています。
アクロバティックな技が繰り広げられる体操競技なので、技の一つ一つに息を飲みます。
そして演技がバシッと決まった時は、何とも言えない感情が心に芽生えます。
今年の高総体前、体操の練習場に練習を見に行ったことがありました。
少しでも美しい演技をみせるため、繰り返し何度も何度も同じ技を練習していました。
鉄棒の離れ業を練習している選手がいました。
その選手は、ある時離れ業を失敗して以来、その技が出来なくなっていました。
しかし、何度鉄棒から落ちても、何度も何度もその技にトライしていました。
恐怖心を必死に払いのけている様に私の目には映りました。
「体操」という派手な技、演技で観る者を魅了する一見華やかな競技ですが、その裏には恐怖心と闘い技を磨きに磨きまくる凄まじい努力の世界があるのです。
体操部の皆さん、上を目指して頑張ってください!
そして、弓道競技。
こちらも試合会場は、ピリッとしている独特な雰囲気があり、やはり「武道」だと感じます。
的に矢を当てようが当てまいが、競技者の表情・動作が変わることはありません。
物事に左右されない、強い精神力が必要とされる競技なのです。
酒井さんも、是非、この独特な雰囲気を楽しんで頑張ってきてもらいたいなと思います。
とにかく、インターハイは誰でもが出られる大会ではありません。
選ばれし選手の皆さんの健闘を祈ります!