今日から2学期スタートの創成館
学校にいる生徒と家庭学習をしている生徒に対して、ハイブリッド型のリモート始業式を行いました
生徒に話した私の校長あいさつの全文を公開します
どうぞ今学期も、よろしくお願いいたします!!
生徒のみなさん、おはようございます。
今日から2学期がはじまりました。
一部の生徒は、オンラインで参加してくれていると思いますが、ちゃんとカメラの前にいるでしょうか?
さて、先に行われたオリンピック。日本は、史上最多のメダル獲得し、無観客とはいえ、連日大いに我々を感動させてくれました。
今回の大会で話題になったのは、選手たちのコメントです。
どの選手も、周りの人たちへの「感謝」の言葉を述べていました。
今さらながら、人はひとりでは生きていけません。
オリンピック選手も、一人の力では大会に出場することもメダルもとることもできません。
ただ、すごい選手になればなるほど、常に謙虚で、周りの人のことを考えて行動し、自分の力をひけらかさず、自慢せず、日々を真面目に一生懸命生きているように見えます。
だから、この人を応援したい!バックアップしたい!と、周りが自然にそのような雰囲気になっていき、目指していた結果につながるのです。
今回のオリンピック、柔道男子81㎏級で金メダルを獲得した、長崎日大出身の永瀬たかのり選手は、高校時代から正にそのような人柄だったそうです。
強い人ほど、ちゃらちゃらせず、カッコつけず、周りから愛される典型的な強者ではないかと思います。
私はみなさんにも、そんな人になってもらいたいです。
そういう意味で、今年度から変わった学校の方針を、もう一度確認しておきます。
今年度より創成館は、成績のつけ方、定期テストのあり方を大きく変えました。
定期テストの代わりに、小テストを積み重ねていくスタイルに変わりました。
最終的な成績は、課題提出や授業へ参加する意識・姿勢も評価の対象になりました。
つまり、あらゆる角度から評価をしてもらえるスタイルに変わったのです。
ここで強調したいのは、それでも1学期に赤点を取った人が若干名いたという事実です。
これは、小テストの点数だけでなく、課題提出や授業への参加意識が低く評価をされてしまったということにほかなりません。
もう少し厳しく言えば、高校生として正しく勉強に挑む姿勢がなっていない人がいるということです。
高校という場は、社会にでる前のトレーニング施設でもあります。
あいさつや礼儀、体力づくり、人間関係の構築の仕方など、様々なことを学ぶ教育機関です。
当然、まだ学生の皆さんはたくさんの失敗や、つまずきがあります。
それを乗り越える練習をするのも、高校での大事な学びです。
その努力をする生徒には、創成館もしっかりと寄り添っていきます。
ただし、個人的な理由や感情で、ルールを無視し、他者を傷つけたり、学びの環境を崩す人には、創成館は厳しい姿勢でのぞみます。
勉強や部活動で、しっかりとした成果を出したいのならば、きちっと規則を守り、周りから応援される人物にならなければなりません。
いざ、皆さんが勝負に挑む時、応援してくれる人、協力してくれる人が絶対に必要です。
このコロナ禍の中、いろんな形で我々人間はストレスを抱えています。
だからこそ、今、必要なのはチームワークです。
差別や批判ではなく、認め合い、深い愛を持って近くの人に接してください。
この2学期、様々な不規則な事も起きることが予想されます。お互いに力を合わせて、手を取り合って生きていきましょう。
以上で、私の話を終わります。