修学旅行の「意味」と「改革」

従来の修学旅行の形を否定するものではありませんのんで、あしからず。

今回、旅行代理店にお願いしたのは、スケジュールに神社仏閣巡りは一切入れず、生徒たちが韓国を楽しめるものにすること。

目的はズバリ、「平和教育」です。

出発前の結団式の時に、私は生徒たちにこう話しました。

「近くて遠い国」と言われた韓国と、近年ようやく良い関係が築けるようになった。

みんなの世代では、K-popや映画などで、親しみを持てる国になったのではないだろうか。

でも世界では、ウクライナをはじめ紛争が目立ってきており、今度のアメリカ大統領選挙の結果いかんでは、世界は危険な状態になるかもしれない。

そんな時に必要なのは、国民と国民、人と人が培ってきた関係性なんだ。

国と国がぶつかり合うことを、人と人の関係性で絶対に回避しなければならない。

今回、よくある神社仏閣巡りをスケジュールに入れていないのは、その時間よりも多く「韓国と触れ合った欲しい」からだ。

一度触れ合った人とは、争いをしたくないものだ。

相手が何者か見えないから、傷つけたくもなる。

3日間という限られた時間だけれどしっかりと韓国を肌で感じて欲しい。

もし、国と国が戦争になりそうな時は、この修学旅行で出会った韓国の人の顔を思い出して欲しい。

ざっと、こんな話をしました。

一見、K-popパーティが入っていたり、普通からすると「?」と思われるかもしれません。

しかし、私の想いはK-popパーティで盛り上がってこそ生まれる「日韓の友情」があると思っています。

修学旅行だからこそ体験出来ることを、創成館は考えに考えて、常識に捕らわれずプロデュースしました(^^)/