先日、長崎と福岡で五島うどん専門店を展開されている「王道庵」の10周年記念パーティに行ってきました
大将の松尾博一氏が、60歳を超えていると思えないほど「熱い男」ですので、パーティに来ておられる人達も熱~い人達ばかりでした
宴も終わりに近づくと、大将ゆかりの人達がスピーチをされました。
どん底のどん底まで追い込まれても、それでも「夢」を捨てず、昼夜問わず働くまくりここまで這い上がってきた大将の生きざまが語られました。
話しをする方も大将も泣いておられましたが、私も涙を禁じ得ませんでした
久しぶりに、10年前の惨めな自分を思い出しました
「なぜその職業に就きたいの?」
「安定しているから。」「給料が良いから。」「責任が少ないから。」
最近は小学生でもこのような答え方をするそうです。
私はこの状況をすごく悲しく思います
そして、一番の原因が「大人」にあると考えます
大人が下を向いて歩いていて、愚痴ばっかりこぼしていて、面白くない顔をしていて、それで子供たちが元気になるはずないんです!
大人が元気に活き活きと生きていてこそ、子供たちは、仕事を持ったり大人になったりするワクワク感を持てるんです!
「人生や仕事は楽しいことばかりではない。辛いことの方が多い。」
こうおっしゃられる大人の方たちも多いでしょう。
その通りです。 「生きる」ということは、そう甘いことではありません
ただ、その大変さや辛さをどう捉えて生かしていくのかは「その人次第」です。
創成館が低迷していた10年前、生徒募集に訪ねた中学校では悔しい思いもたくさんしました
「おたくは誰でも入れるから話はいいよ。」「どこにも行くとこない生徒がいたら連絡するから。」
こんな言葉を浴びせられまくり、がっくりと肩を落としました。しかも、経営状態は最悪で破綻してもおかしくない状況
でも、私はこう思ったんです。
「こんな経験、30代で誰でもできるこっちゃない。こうなったらとことん楽しもう。」って
そして、こうも思いました。
「10年後見とけよ・・・。」
今日はブログの閉めに、次の言葉を贈ります。
「二人の囚人が牢獄の中から外を見た。
一人は土を見た。一人は星を見た。」
あなたは、どっち?
王道庵の大将・松尾博一氏のあいさつの様子