創成館では毎日、職員朝礼の後に先生たちの「元気朝礼」があります
先生たちが持ち回りで、「笑えるはなし」「元気がでるはなし」「自分が感じていること」を話します
昨日は、国語のH先生が、茨木のり子さんの詩を紹介してくれました
H先生は、この詩を読むたびに背筋がシャンとするそうです
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
親近のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
茨木のり子