本日、卒業式を挙行いたしました。
お知らせした通り、新型コロナウイルスから子供たちを守るため、内容をかなり変更した式となりました。
決断をしたとはいえ、子供たちの気持ち、保護者の方々の気持ちを考えると、この数日は心が落ち着きませんでした。
しかし、2日前にある3年生が書いてくれたTwitterで心が救われました。
「卒業式が体育館じゃなく教室になった。在校生は不参加。そして保護者までも参加を控えるようにとのこと。
当然、悔しい。3年間あーだこーだ言いながら送迎をしてくれた親に晴れ姿を見せたかった。
でも、創成館の選択は正しい。『生徒を守る』ここに来てよかった。」
読み終わった瞬間、涙があふれました。
これで覚悟が決まりました。
自分は悪者になっていい。少なくとも、一人の生徒は分かってくれている。
ありがとうね。
保護者の皆様、寒い中子供たちを待っていてくださってありがとうございます。
私は今日、皆様にご挨拶した時、批判の声をたくさん頂くと覚悟して皆様の前に立ちました。
自分の想いがどれだけ届くかは別にして、私は校長として、皆様に直接お祝いと謝罪の言葉を申し上げるべきと思いました。
しかし、私の心配をよそに、皆様から頂いたのは「たくさんの拍手」でした。
私、分かってます。
私の判断に賛成ばかりでなく、腹立たしく思っていらっしゃる方も大勢おられるはずだということを。
でも、そんな方たちも、ぐっと気持ちをこらえてくださいました。
本当に、本当に、ありがとうございました。
本当に、本当に、ごめんなさい。
そして、卒業生の皆さん保護者の皆さん。
本当に、本当に、おめでとうございます。
午前9時より、本校大会議室にてクラスの代表に卒業証書を授与しました。
校長あいさつ
クラス分の卒業証書授与
在校生代表送辞
卒業生代表答辞
クラスでの卒業証書授与の様子
保護者の方々が寒い中、温かくお祝いしてくださいました。