当初は卒業式を昨年と同様、大会議室にクラス代表のみを集め、卒業証書を渡す形式(他の生徒はクラス担任から教室にて受け取る)を予定しておりましたが、協議を重ねた結果、以下の様な独自の形で式を挙行させていただく事となりました。
・体育館内の式典は、卒業生のみ出席。
・保護者は、今般新設する中庭の大型LEDビジョンで式典のライブ映像を視聴可能。(中庭でも校舎内の廊下でも視聴可。)
・式典の様子は、YouTubeでも生配信。
・例年はクラス代表のみ校長から卒業証書を受けていたが、今回は一人ひとりステージに登壇して卒業証書を受け取る。
・各生徒が卒業証書を受け取っている「個人写真」を成績表に同封して、各家庭にお届けする。
・クラスでの最後のホームルームは、卒業生のみ出席。(この間、保護者は玄関前で待機していただく)なお、Zoomでの配信は不安定なことが予想される為、この様子は編集後、なるべく早くYouTubeにて配信する。
・校舎外での記念撮影は可能。
多くの学校が体育館内に保護者も同席の上、卒業式を慣行する中、なぜ創成館はこの様な形をとる決断をしたのか。
もちろん、無理をすれば「通常の形」での式典を出来るのかもしれません。
しかし、私はこう思いました。
その時、式が無事に終わればそれで良いのだろうか?
医療に従事する保護者もたくさんいらっしゃる中、やむを得ず式を欠席しなければならない方たちのことを考慮しなくて良いのだろうか?
それこそ、万が一、この式典が原因で感染が起こった場合、医療従事者の方々に更なるご負担をかけてしまわないだろうか?
(それで学校の責任が問われないとしても!)
感染を少しでも防ぐべく行動をすることが、今、学校として取るべき選択ではないのだろうか?
「誰かが何かをやるとき、みんなで本気で応援する。」
この「誰か」は、今、コロナに感染したり、収入が減ったり、多忙な毎日を余儀なくされている人たちではないのだろうか?
もちろん、卒業する生徒、保護者の皆様の中には異論を持たれる方も多くいらっしゃると
思っています。
卒業式を、親子一緒の空間で・・・。
その思いに少しでも応えるべく、来年度以降に中庭に取り付ける予定であった大型LEDビジョンを、急ピッチで設置しております。
現在のところ、卒業式までには何とか間に合う予定です。
私は、ワクチンが全国民に行き渡り、このウィルスが恐れるに足らないものとなるまでは、油断大敵だと感じています。
思い出してください。
「普通の生活の幸せ」を奪われた時のことを。
私たちは、まだ「戦いの中」にいます。
全ての方々のもとに「普通の生活の幸せ」が戻るべく、一緒に戦っていただけませんでしょうか。
皆様方のご理解とご協力を、衷心よりお願い申し上げます。