*本人の許可を得て書いております。
卒業生の吉岡拓哉くん(34)が代表取締役社長を務める「ピンチヒッタージャパン」
この度、イギリスの経済紙ファイナンシャルタイムズとドイツのスタティスタ社が実施した成長率の調査で、アジア13ヵ国で150位、国内38位にランクインしました
上位500社以内に入った長崎県の企業は初めてです
21年3月期の買い取り取扱高は前年比96億円増の150億円
22年3月期は262億円を見込むそうで、その成長ぶりは「凄い」の一言です
どうしても聞きたい事があったので、吉岡くんに電話して次の質問をしました
「創成館の生徒、今の高校生にかける言葉が欲しい。何がここまで吉岡を成長させたんだ?」
彼から帰ってきた言葉は意外なものでした
「危機感です」
私は思わず聞き返しました
「危機感?こんなに調子がいいのに?」
彼はこう続けました
「毎日、危機感を感じて夢中で仕事してます。」
その言葉を聞いて、昔、彼の結婚式に呼ばれた時の彼のスピーチを思い出しました
その当時、吉岡くんは仲間3人と企業したばかりで小さな事務所を構えていました
彼は新郎としてスピーチでこんなことを話しました
「企業したのはいいけれど、上手くいかないことばかり。事務所の電気やガスは止められ税金も払えない。怖くて3人で抱き合いながら泣いていました。」
吉岡くんの言葉を聞いて、今でも根幹にはこの当時に経験した「危機感」があるのではないかと思いました
創成館の生徒の皆さん、教職員のみなさん、そして私・・・
危機感を持っていますか?
忙しい中、吉岡くんがくれたこの「危機感」という言葉。
大事にしたいと思います