創成館では「挨拶」をとても重要と考えています
やはり印象が違ってくるし、挨拶で相手も幸せな気持になる
でも現実、挨拶が出来ない生徒や声が小さい生徒もいます
先日、校内のこの廊下でとても考えさせられる出来事に出会いました
朝、一人の男子生徒が歩いてきたので、私から「おはよう」と挨拶をしました
その生徒は、だまって軽く会釈して私の横を通り過ぎようとしました
「ちゃんと挨拶返して欲しいなあ」
と思った瞬間、私はゴホッゴホッと咳をしました
するとその生徒がわざわざ足を止めて、
「大丈夫ですか」
と声をかけてくれました
「大丈夫だよ。ありがとう」
私は、とても感動したと同時に考えさせられました
果たして、気持ちよくハキハキ挨拶出来る子だけが良い生徒なのだろうか?
この生徒は、挨拶が出来なかったかもしれない。
でも、咳をする私を心配して声をかけてくれる素晴らしい心を持っている。
生徒たちを、どう評価し、導かなければならないのだろう・・・
教育界に20年以上いますが、まだ答えにたどり着けません
ただ、自信を持ってひとつ言えるのは・・・
挨拶が苦手なこの生徒は、素晴らしい人間だということです