ハワイ修学旅行の機中、映画「ビリギャル」を観ました
私の周りが、「泣いた」だの「感動した」だの言ってたので、まぁ観てみっかぁ~みたいなノリでみたのですが・・・
私、大泣き撃沈しました
ストーリーは皆さんご存知かと思いますが、高校2年生の女の子(学力は小4程度)のギャルが、ある塾講師との出会いにより、たった1年で偏差値を40も上げ、現役で慶応大学に合格しちゃうという、とんでもない実話をもとにしたお話し
今日は、この映画を観た感想&普段、僕が感じている事を書きますね
まず、「『教師』という職業に属している人は、一度この映画をみて自分を振り返るべし!」
僕はよく創成館の先生に対して言うんですが、「教師は勘違いしやすい立場にある」という事なんです。
先生という職業は、「年下」の人達に「教える」ことを職業としているので、どうしても上から言葉を発したり、命令したりする立場にあります
それはいいのですが、問題は、その立場をしばらく続けていると勘違いしてきて「自分は立場が上」という感覚になり、間違ったプライドを持ってしまいがちなのです。
この映画でも、教師が「お前は人間のクズだ。」と生徒を罵倒するシーンが多々ありましたが、「じゃぁアンタはどんだけ立派な人間なのか?」と問いたくなります
この映画で塾講師をしている先生は実在の方で、坪田信貴さんといいます。
心理学を使った独自の学習法を確立された方で、実は、IT系の会社を数社起業された経験も持っておられます
何が言いたいかというと、「クズと言われていた子が、素晴らしい知識と感性を持った大人に出会う事で生まれ変わった。」という事なんです
我々「先生」は、この事実に目を向けなければなりません。そしてこう思わなければ。
「自分は、『先生』と呼ばれるのに相応しいのか?」
もしこの映画を観て、「これは、実際の教育現場ではありえない。」という事だけでしか評価できない先生がいたならば、その人は先生を辞めるべきです。
映画ですから多少の演出はあるでしょう。そういう事を批評するのではなく、これを観て「俺は、こんな奇跡を起こせる教師なのか?」「勉強が足りていないんじゃないか?」と思わなくては、教師である資格はありません。
僕はこの映画を観て大泣きした後、反省することしきりでした
ビリギャルが坪田先生に実際に送った手紙の中に、こんな一文があります。
「なんかよくわかんないけど、私のこの先の人生が楽しみでしょうがなくなってきた!!先生はそう思わせてくれたんです。」
私たち「先生」も、こんな先生になりましょうよ!
坪田信貴先生