毎朝職員朝礼で行われる、教職員持ち回りのスピーチは、「笑える」「ヤル気のでる」話をするのがルール
しかし、今回は涙がでました
ある生徒が2年生のある時期から、突然学校に来られなくなってしまいました
担任の杉村先生は原因を探りますが、これといった理由は見つかりませんでした
杉村先生はいろいろな方法で説得し、その生徒は少しずつ登校出来るようになりました
ある日、欠課日数を補うための授業を二人きりで行っている時、ずっと心に引っかかっていたことを尋ねたそうです
お前、創成館に来てよかった?
この質問は、学校の教師であれば常に気になることです
同時に、質問するにはとても勇気のいることでもあるのです
しかし、杉村先生はあえて聞いてみたそうです
生徒は、「はい。来てよかったです。」と答えてくれたそうです
この話をしながら、杉村先生は涙を流されました
思わず、私を含め多くの先生がもらい泣きしてしまいました
世の中に完璧な学校はありません。創成館も完璧なんて到底いえません
でも、生徒も、親も、先生も、必死に何かを模索しながら生きているのは確かです
みんなで、不器用でも、がむしゃらに生きましょう
この生徒は来週、創成館を「卒業」という形で旅立ちます
創成館の西郷どん・杉村先生