第32回高校演劇長崎大会において、創成館高校演劇部は優秀賞(2位)を受賞しました
1位のみが九州大会へ出場できるということで当然悔しい結果となりましたが、高校演劇というものの力を改めて感じました
高校生という、まだ未熟だけれども多感な、そして悩み苦しみながらも人生において一番成長するこの時期を過ごしている子供たち
この子たちが発するほとばしるエネルギーとガムシャラさは、見ている者に「?」「!」「・・・」など毎回色々な感情を沸き起こさせてくれます
今回の「からす」(作・谷崎淳子 潤色・塚原政司)という作品もそう
「運動しかできないバカのくせに!」
「運動も勉強もできないあんたたちよりマシよ!」
ある高校の「普通科」と「スポーツ科」に所属する生徒たちのいがみ合いからスタートする物語。
お互いが勝手に相手のことを分かったつもりでいて、でも、お互いに悩みを抱えてもがきながらも生きていることに気づく。
みんな思ってることは同じ。
「翼を広げて大きく跳びたい」
演劇という世界は、創作したものというより、私は現実より現実的なものと感じています
なんていうかな・・・
人の生活、感情、問題なんかを、より分かりやすく鮮明に表してくれるものが演劇なのかなって
ホントに勝手な考えだけれど、僕は演劇部の部員を見ていて「大変そうだけど羨ましいなぁ」という目で見ています
人生で一番多感な時期に、いろいろな場面で「真理」を学ぶことが出来るから
結果は残念だったかもしれないけど、部員のみんなは間違いなく「跳ぶ」勉強と経験を演劇部の中でしてるよね
僕も50歳だけど、まだまだ大きく跳びたいと思ってるんだ
みんなで大きく跳ぼうよ!