先日こんな光景を目にしました。
仕事をお願いした外部の方が、夕暮れ時の校内で、ひとり黙々と仕事をしていらっしゃいました。
私は、「お疲れ様です。どうされましたか?」
と声を掛けました。
するとその方が、「いやぁ、自分で納得する仕事をしたいんで勝手にやってるですよ。」
と、おっしゃいました。
私は心が震えました。
昨今、「評価」という言葉が巷に溢れています。
自分は正当に評価されているのか?
評価に見合ったお金をもらっているのか?
中には、自分をよく見せようとかっこつけて仕事をする人もいます。
この方は、暗がりの人目につかない所で、ただ任された仕事を全うしようと汗をながしておられました。
それをやったからと言って、この方の評価があがったり給料が上がったりするわけではないのにです。
でも私は思いました。
「これからも学園の仕事はすべてこの人にお願いしよう。」
人は評価をされたいものです。
しかし、評価されようとする前にまだまだやるべき事があるのでは?
そんな事を心の中で思いました。