遅ればせながら、始業式のあいさつ。

二学期がはじまってしばらく経ちますが、私の始業式のあいさつをそのまま掲載します109.png

私の、創成館の生徒にはこうあって欲しいという願いがこもっています112.png

保護者の方にも、広くご一読いただくと嬉しいです102.png



おはようございます。

今日から2学期が始まります。 まだまだ新型コロナウィルスの猛威は収まらず、この始業式も、校内放送でしか行えません。

新学期を迎えるにあたり、皆さんにお願いがあります。

お願いはこれだけです。

それは、人の存在価値を認識して欲しいということです。

当然、私たちの周りには、気の合う人、気の合わない人が存在します。

ムカついてムカついてしょうがない人がいます。

この状況は、大人になってからも変わりません。

ただ、自分と合わないから、ムカつくからという理由で、その人をからかったり、攻撃してしまうのは、やってはいけないことです。

なぜか?

それは、あなたがムカつくと思っている人にも家族があるからです。

その人の親、家族にとって、そのムカつく人はかけがえのない愛しい存在なのです。

あなたの家族が、あなたをそう思っているように。

これは、今、社会的に問題になっている、コロナ感染者に対する差別や、お医者さん、看護師さん、いわゆる医療従事者に対する差別ともつながることです。

想像してください。

もし、あなたが、最大限に気を付けていたにも関わらず、コロナウィルの感染者となった時のことを。

たぶんあなたが抱く感情はこういう不安でしょう。

「治ったあと、みんな、今まで通りに接してくれるのだろうか?」

人を差別したり、見下したり、ましてや悪口を吹聴する人は、幸せな人生を送れるとは思いません。

うまくいかない事を、周りの人や環境のせいにしてばかりの人は、決して充実した人生を送る事はできません。

みなさんが、どんな将来を送るか分かりませんが、唯一私がのぞむことが、ネットに無記名で無責任な書き込みをする様な人間にはなってもらいたくないことです。

少々、話が脱線したのでもとに戻します。

今、コロナウィルスに感染する可能性は、私たち全ての人が持っています。

そして、その危険をかえりみず、日夜、私たちの為に戦ってくださっているのが、お医者さんや、看護師さんなど、病院に勤務されている方たちなのです。

そういった方々に感謝し、もしも・・・もしも、あなたの周りの人が感染者となったとしても、励ましの言葉をかけてあげられる人であってください。

そして、周りの人の存在価値を重んじ、もし、弱っている人がいたら、優しく手を差し伸べてあげられる人になってください。

「誰かが何かをやるとき、みんなで本気で応援する。」 これが創成館です。

「誰かが困っているとき、みんなで本気で応援する。」 これも創成館です。

こんな時代だからこそ、みんなで優しさを持ち寄り、普通の学校を超越した、素晴らしい空間を、この創成館に作りましょう。

以上です。最後まで聞いてくれて、ありがとうございました。