先日、ある勉強会に参加した時、講師の先生が興味深い話をされていました。
「部分と全体」です。
その先生が言われていたのは、次の事です。
例えば、あなたがホームセンターで働いていたとします。お客様が、「すみません、電動ドリルを探しているんですけど。」と言われて、あなたがお客様を電動ドリルのコーナーに連れて行ってドリルを売っているようでは、ダメです。これではプロではありません。
そこで、「お客様は、何をお作りになられようとしているのですか?」と尋ねるのです。もしかするとお客様は、「椅子を作りたいと思っています。」と答えられるかもしれません。そうしたら、あなたは、「それなら電動ドリルをお求めにならなくても、最近は組み立て式の椅子もありますよ。」とアドバイスできるかもしれない。もしかすると、その椅子に付随していろいろと買っていただき、電動ドリル一つより高い買い物をしてくれるかもしれない。
たとえ高い買い物をしなくても、そのお客様には「信頼」を与える事ができる。
皆さん、いかがでしょうか。
物事を「部分」だけでなく、「全体」として見る。
私もとても勉強になりました。